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Masterpeace #016
Sand Grave(砂漠の残骸) ![]() 2009-2012年制作 完成までに3年を要した渾身の新作である。 当初タイガー1の残骸のみを荒涼とした砂漠の片隅にレイアウトするという 実験的作品として制作したのだが あまりの荒涼感と静寂感に耐えきれず、4号を付け加えた作品。 それに伴い完成していたベース枠、地形、タイガーの全てを改修している。 タイガー1はタミヤの極初期型にバーリンデンやアベール、自作等のパーツを使用し 4号はMIG productionのF型をに増加装甲等を追加しE型に改造 砲塔他はドラゴンキットからの流用、フィギュアはマスターボックスの植民地兵フィギュア をプロポーションを変更改造して使用している。 じっくりと寝かせた時間で納得いくまで制作したので自分なりに良い作品が完成したと いう満足感がある。 自画自賛点★★★★★(最高得点) 追伸 この作品はアーマーモデリング誌152号 鋼鉄特集に掲載されました。 雑誌というのは自分以外の第三者が多く関わってその雑誌の特色で作品が紹介される いわば作家と雑誌社のコラボレーションであり、客観的別視点に立ってみることができるので 今まで自分では気がつかない作品の別の顔さえ気づかせてくれることがあります。 ゆえに作品がどのような形で紹介されようと一度委ねた物であり 扱いに注文をつけることはタブーでありプロであるならあるまじきことだと思っています。 それが両者に取って良いように反映されるのがベストですが、 得てしてしばしばその反対の場合も多々あり、 それがクリエイター同士の感性の違いと思えばしかたのないことかと思います。 ただ今回の写真はそのタブーを破ってもしかたないと思える程かなりいただけないと正直思ってます。 色味はグレーがかったくすんだ感じで、ピントは全体的に甘くなんとも怠い、、、 レイアウトは予め確認しているので今更言えた義理ではないが サイズも単品を大きく載せる縮尺と比較すると小さくまるで48スケールの紹介かと思える程 (やっぱ表紙のように実寸以上のスケールで掲載してくれると迫力あるよなぁ〜) それにひきかえアダムワイルダー氏の作品は シャープネス、色味、コントラストもばっちり、、、この違いはいったい、、、、、、涙 おそらくは氏の持ち込んだ自前データだと思われますが、、 日本が誇る模型文化さえ欧米至上主義だと思えてしまうのは考え過ぎでしょうか? 女性グラビア以上に作品写真にも力をいれていただきたいもの、、、 特に情報量の多いジオラマ作品は単品作品と同様のページ割りでは窮屈です。 この作品を完成させるには相当な情熱を注ぎ込んでいるのですから、、
Masterpeace #015
ヤークトタイガーとベアーの情景 ![]() 2008年制作 依頼品であるがこれは少し残念な作品である。 当初アキュレイトアーマーのベアーを中心とした情景ということで依頼を請け 何度も打ち合わせを重ねる中で 「ヘッツァーくらいのスケールの車輛を脇に置くとベアーの巨大さが引き立ち 迫力とまとまりがでるのでどうでしょう?」と提案してみたところ 数日後依頼者様から届いたのがなんと「ヤークトタイガー」のキット、、 たしかにベアーよりは小さいが、、でかい、、せめて4号クラスまでがリミットかと、、 「主役級が2つになっちゃうのでバランスが悪くなりますよ」 と説得に入るが依頼者様はどうしてもヤクトを希望されておられ妥協できない御様子。 依頼者様のご要望を尊重しそれに答えることが仕事ですので お互いの納得いくべき最善策を検討した結果 「静」と「動」を対比させひとつに纏めることをコンセプトに制作しました。 ヤクトタイガーとベアーを取り巻いてる情景は今の自分が見てもとても気に入っていて ジオラマを個々にまっ二つに切断した場合は ★★★★★ になるのだが、2名の主役を同一舞台に登場させた結果、 技量の無さか残念ながらお互いの良い部分を台無しになってしまった感がある、、 ストーリーにもう少し統一感が欲しかったかもしれない。 まるでキャラの違うシンデレラが2人登場する小学校の学芸会のようだ、、、 やっぱりゴジラ映画はゴジラ一匹が最高なわけであれこれいろんな怪獣が出てくると興ざめですね。 とはいえ関西AFVの会ゲストの時の参考作品としても製作しておりモチベーションは十分なので 自画自賛点★★ 追伸 この作品には後日談がある。 依頼者様のご好意で名古屋大須の巨大模型店キッ◯ランドのショーケース に飾っていただけることになったので期待を胸に抱き見に行ってみるとそこには、、、 無数の素組のキャラクターキットが所狭しと溢れる巨大ショーケースの最下部の片隅に なんのタイトルプレートも無く埋もれたように展示されるこの作品が、、、 途端涙が溢れてきた、、 寝そべって観ろとでも言うのだろうか? そのかたわらでは、高所に配置された大型モニターから金子さんや finemoldの鈴木さんのビデオが大画面大音量で放映されていた・・・ 今、この文章を書いているだけで条件反射で涙腺が緩んでしまった。
Masterpeace #014
壊れた3号戦車の情景 ![]() 2005年制作作品 自分の持ち味を表現するという意味においてはひとつの出発点になった作品。 キヤコン銀賞止まりショックの呪縛から自分を開放し、 他者を意識するのではなく 「自分のやりたいことを表現しよう、 そこには損も得も客観的評価も必要ない。」 と開き直りと確認の意味で制作した作品で 美術家時代のピュアなコンセプトに通じる 個人的な思い入れが強い作品です。 この作品を作ることで以後の方向性を覚醒したといっても良いといえるほど 自分に取っては重要なポジションに値するものです。 自画自賛点★★★★★ をあげたい作品ですが、 さすがに現在の目で見ると、解像度も荒く、ベース枠のクオリティーとか 多くのツメの甘い部分に反省点がありますので機会があったら再制作したいです。 良い画像が残ってないのも残念ですが そう思えることは撮影技術も過去より向上したという結果かもしれません。 自画自賛点★★★★☆ あ、キヤコン2012の結果は竹内氏の単品作品でしたね。 単品でGM受賞とは、、、凄まじい! 私のような情景作家には才能の差さえ感じてしまう、 まさに奈落に突き落とされたような感覚です。 昨年SHSで拝見した氏の単品作品もブース全体まで届くような オーラを放っていましたので、当然と言えば当然でしょう。 メルカバの最上氏といい、今回の竹内氏といい単品での受賞は凄すぎます。 ここで一句 単品で グラマス取れちゃう天才の 一撃に打ちのめされる 今日この頃 精進します、、涙汗
Masterpiece ♯013
Snapshot(壊れたT-62の情景) ![]() 2010-2011年制作作品 大戦後のソ連製の戦車のクラッシュ情景には何故か惹かれるものがある。 まるで甲虫のようなフォルムも然ることながら 砲弾の誘爆によってものの見事に遠方まで砲塔が吹き飛んだ光景も その要因のひとつだろう。 建物の2階に吹っ飛んだ砲塔が乗っかっていたり、 砲身が地面に刺さってペロペロキャンディーみたいに自立していたり けん玉みたいに裏返ってもとの位置に戻ったりと 冗談みたいなシーンが多いからだ。 この作品は中東戦争のシリア軍のt-62に群がるイスラエル兵の写真を参考に制作したものだが 敵戦車とはいえここまで悲惨なくらい大破した状況の前で 兵士達はここまで笑顔になれるのかと違和感を感じた。 我々にとっては戦争は非日常だが 彼らにとってはこれが日常なのだ。 そんな雰囲気を再現したかった、、 これはキヤコン2003-2004の2年連続銀賞止まりから7年を経過し、 「スキルアップも実感し、これならいけるかな?」という手応えを感じつつ 恐る恐るキヤコン2011に参戦した作品です。 結果はワンステップアップの「金」でした。 う〜、グランドマスターへの道のりは遠過ぎです。 あと14年くらい修行すればいいかなぁ その時の自分の年齢を考えると恐ろしい物がありますが 死ぬ前に一度は受賞したいもんです、、、 まぁGM賞というものは修行時間とかはあまり関係なく、努力というよりは、 突如として出現した天才肌の作家がいきなり持っていっちゃうことが多く、 技術もさることながら突出したセンスが無いと受賞できないのでしょう。 狙いに行っていただける代物では無いですね、、、 あ、偶然にも今日はキヤコン2012の結果発表か? どんな作品が受賞するのか?GM該当作品はあるのか?気になりますね。 自画自賛点★★★★★
Masterpiece ♯012
雪まみれの虎(タイガー1とT-34の情景) ![]() 2010年に完成した大型の制作依頼品です コンセプトは、泥と雪にまみれた極寒の東部戦線。 制作前に宮崎駿さんの「泥まみれの虎」を何度も読んでモチベーションを上げました。 ロシアの民家は丸太から制作した完全スクラッチですが 標準的なロシアの民家は非常に大きく壊れてない状態を制作すると 巨大なタイガー戦車も小さく見えてしまいます。 そこで半壊状態にして、室内に田舎風家具を配置しました。 このような大作ですが、実物を見た人は残念ながら世界に私と依頼者様の二人だけです(笑 「作品は多くの人に見られてなんぼ」と以前から力説してる私です。 やはり展覧会をやったり、雑誌等印刷媒体で取り上げられたりすることは有意義ですね。 そういった目的もありこのブログを開設したのですが PCモニターでみる72dpiの画像では限界があり 全てが伝えきれず不満が残る今日この頃、、、 個展やりたいな、、 自画自賛点★★★★★
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![]() by shigeyukimizuno カテゴリ
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